ヨークシャーへ行ってきました!
ヨークシャーティーはイギリス国内ではトワイニングと並んで最も人気な紅茶の一つでイギリス国内の紅茶の28%のシェアを持つお化け紅茶です。アッサムとセイロンそしてケニアの紅茶のブレンドでイギリス人好みな濃厚な味が特徴で、私はFortnum and Masonにいたのであまり飲む機会は多い方ではありませんでしたが普通に住んでると本当にみんな飲んでいましたしどこのスーパーにも置いてある紅茶の中ではダントツで美味しい紅茶だと思います。
▼ヨークシャーの街並み
ヨークシャーティーを販売しているTaylors of Harrogateはヨークシャーの中のHarrogateという場所でBetty’s tea roomというティールームから始まりました。
ヨークシャーティーが人気になった秘訣はヨークシャーという場所に特徴があることです。
イギリスというのは場所によって水の硬度が全く違って、地図で言うと右半分は硬水、逆に左半分は軟水に分かれます。そしてヨークシャーはちょうどその境辺りにあってヨークシャーの場所によって軟水から超硬水までさまざまという場所になっております。
紅茶を含めお茶というものは水の硬度によって全然味が変わってきてしまいます。そこでヨークシャーティーは軟水用のYorkshir Teaと硬水用のYorkshir Hard Waterという2種類のブレンドを出します。
これが大ヒットとなって今のヨークシャーティーが生まれます。
▼軟水用ヨークシャーティー(ティーバッグ)
そんなヨークシャーティーに習ってAOBAのブレンドはロンドンでブレンドしていた時とブレンドの仕方をあえて少し変えて、日本の水で淹れた時に一番美味しくなるようにブレンドしていて美味しいと言ってもらえてる秘訣だと思っています。
店頭では、イギリスに住んでいた経験のある方やイギリスのお茶に慣れているお客様にはその場でブレンドをしてそちらに近い紅茶を作ることもありますので、興味ある方は店頭か、ネットではコメントで伝えていただければ対応いたしますのでぜひ教えてくださいね。
そしてヨークシャーに行く機会があればぜひBetty’s Tea Roomへ行ってみてください!